立ち直りの11のステップをお示しします。
1.家のなかで子どもの気持ちが安定してきている
2.家族の気持ちも安定してきている
3.学校も子どもも関心を持ちつつ見守ってくれる
4.子供の生活にリズムが出てくる
5.子どもの生活リズムと家族の生活リズムの波長があってくる
6.子どもが家のなかで能動感をもってやれること、楽しめることを見つけている
7.遊びや興味を楽しむだけでなく、ちょっとした家の用事や手伝いもするようになる
8.子どもの興味や関心が、家の外の世界にも伸びはじめる
9.これからどうしたいのか、学校をどうするのか、将来の方向といったテーマについて、子どもが自分なりに考えてみたり、話し合ったりできるようになってくる
10.子どもや家族が先の見通しが開けつつある実感を持ちはじめる
11.先の見通しに向けての具体的な現実模索がはじまる
なお家庭が安心な「ベースキャンプ」になると不登校は立ち直りやすいようです。
引用:滝川一廣著「子どものための精神医学」400頁
不登校がしばらく続くと「時間管理」が重要になってきます。これにはご家族の協力が大切です。その、ご家族のご苦労を汲むことも当院の仕事です。
まず、昼夜逆転しないで昼間起きていられることです。どうしてもお昼過ぎに起きて深夜寝るリズムになりがちですので、朝一回起きて水を飲みトイレに行っていただけたらリズムは保たれます。朝、起き上がりに立ちくらみがする、血の気が下がる感じがしましたらご相談してください。
つぎに、ゲームおよびネットの時間の制限です。一定時間内に楽しむのは止めませんが、つい夢中になり時間を忘れて深夜に及ぶことがありますので、ご家族と話し合い、時間制限を守ってください。
いつになれば学校に行くことができるのかにつきましては、個別に心理、身体、環境、学校の事情があり、そのすべて以上の何かのきっかけにより登校されることになる、あるいは他の学びの選択肢をお取りになられることもおすすめすることもありますとお応えしています。いずれにいたしましても、ご本人、そしてご家族の持久力へのサポートをいたします。
不登校とは、文部科学省の定義によりますと「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」です。
その不登校でようやく4月5月に進学されたあと再び不登校で悩まれる方がおられます。
このなかには進学により新しい環境で、新しい学友と学ぼうという真面目な動機から4月に張り切ってしまい5月連休に疲れがでて、ふたたび不登校になってしまうという方が少なくありません。
適応しようと一生懸命なのです。
そういうお悩みを聴いて一生懸命真面目に取り組んだ気持ちをねぎらうこともあります。
初診予約をキャンセルされるときは、予約前日までに 042‐400-6866 にご一報ください。
キャンセル待ちの方がいらっしゃいますので何卒よろしくお願い致します。
30分以上の枠でご予約をお取りしますので、キャンセルの場合は前日までにご連絡をお願いいたします。
急ぎで医療機関をお探しの方は東京都の24時間365日医療機関案内「ひまわり」03-5272-0303にご相談ください。
事前連絡なしで以前に初診予約キャンセルされ、初診で当院にいらした方へ
ご来院、誠にありがとうございます。
ご予約を取られるのをお待ちいただき誠に申し訳ございません。
無申告キャンセルされた日に予約枠を30分開けました。
このため他の患者様の診察予約を先延ばしにしております。
恐れ入りますが初診予約キャンセル料としまして2,000円を申し賜りますようお願い申し上げます。
初診診察のときにあらためてご説明いたします。
金曜日初診専用枠設定のお知らせ
8月25日金曜日からお電話による初診専用枠を金曜午前に設定いたします。
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当クリニックは原則として高校1年生以上の方の診療を行います。
保護者の方の不登校のご相談は可能ですが、保護者のみのご相談は自費診療でございます。
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インターネット型認知行動療法
認知行動療法を受けてみたい、という方に自宅で自ら自分の認知について学び、スキルアップが可能な「インターネット型認知行動療法」があります。日本の認知行動療法の第一人者が運営しています。
この「インターネット型認知行動療法」について、どのようなポイントがあるのか「ホームページで見たインターネット型認知療法」といっていただければ活用法、どのような感情をターゲットにするのかなど話し合った上でご利用することも可能です。
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