心療内科・精神科|多摩やすらぎクリニック
東京都多摩市落合1丁目9番2号
クロダビル6階
TEL: 
042-400-6866

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クリニック案内

アクセス

  • 小田急線・京王線 多摩センター駅より徒歩1分
  • 多摩モノレール 多摩センター駅より徒歩7分

医院名
多摩やすらぎクリニック
院長
渡邉 良弘
所在地
〒206-0033
東京都多摩市落合1丁目9番2号
クロダビル6階
診療科目
心療内科・精神科
電話番号
042-400-6866

過眠について

「寝ても寝ても眠い」それ、「過眠」かもしれません

「十分眠ったはずなのに、まだ眠い」「昼間もずっと横になっていたい」——

もしそんな状態が続いているなら、それは過眠(かみん)のサインかもしれません。

医学的には、過眠とは主に以下の2つの側面から理解されています。

日中の強い眠気(Excessive Daytime Sleepiness: EDS)

日中の強い眠気(EDS)とは、本来活動している時間帯に強い眠気に襲われ、目を開けているのがつらくなる状態です。

たとえば、
仕事中や通勤中に気づかないうちに眠ってしまう
「起きていなきゃ」と思っているのに、いつの間にか寝ていたといったことが起こる場合があります。

一時的な睡眠不足でもこうした症状は見られますが、毎日のように続くときは、体やこころの不調が関係している可能性もあります。


睡眠時間の延長

もうひとつの過眠のかたちは、夜間の睡眠が極端に長くなったり、昼間に何度も寝てしまうことで、1日の睡眠時間が過剰になってしまう状態です。

精神科の領域では、うつ病などの気分障害にともなって、このような過眠があらわれることがよく知られています。

「寝ても寝ても眠い」は、こころからのサインかもしれません

うつ病や双極性障害(躁うつ病)などでは、不眠だけでなく過眠もよく見られる症状です。

特に、次のような傾向が報告されています。

単極性うつ病:約10〜20%の方に過眠が見られる
双極性障害のうつ状態:約半数
冬季うつ(季節性うつ病):約70%

この過眠には、
実際に長時間眠っている
倦怠感でベッドから起き上がれない
気力が湧かず、眠ることで時間をやり過ごしている(いわゆる「寝逃げ」)
といった状態も含まれることがあります。


以下のような状態が2週間以上続いているときは、一度ご相談ください

  • 気分が落ち込む、悲しさやむなしさを感じる
  • 以前は楽しめていたことに興味が持てない
  • 食欲の変化(食べられない/食べすぎてしまう)
  • 不安や焦りが強くなる
  • 疲れが取れない、体が重い
  • 自分に価値がないと感じてしまう
  • 思考力・集中力・判断力の低下
  • 死について考えることがある


ご自身のこころに、そっと目を向けてみてください

「寝ても眠い」——その奥には、こころの疲れやストレスが隠れていることがあります。

身体の不調と同じように、こころのサインにも気づいてあげることが大切です。

当クリニックでは、ミニマルで落ち着いた空間の中で、お一人おひとりの背景に寄り添う精神療法を大切にしています。

「少し変だな」と感じたとき、「話してみようかな」と思ったとき、どうぞお気軽にご相談ください。

治療が必要かどうかも含め、ともに考え、ゆっくり整えていくお手伝いをいたします。

インターネット型認知行動療法

認知行動療法を受けてみたい、という方に自宅で自ら自分の認知について学び、スキルアップが可能な「インターネット型認知行動療法」があります。日本の認知行動療法の第一人者が運営しています。

この「インターネット型認知行動療法」について、どのようなポイントがあるのか「ホームページで見たインターネット型認知療法」といっていただければ活用法、どのような感情をターゲットにするのかなど話し合った上でご利用することも可能です。

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